フランス発オーガニックブランドを通じて知る”本物の価値”

BEAUTY Reports | 美容レポート ブランド紹介

「本物の価値を知るお手伝いをしたい」

そう語ってくれたのは、メイクに関わるお仕事に長年携わっているYukariさん。

ご自身の不調をきっかけに一度業界を離れたものの、植物療法に出会い、病気を克服。

現在はご主人の秀樹さんと共に、徹底したこだわりを持つ3つのフランス産オーガニックコスメの日本正規総代理店として”Less is more”を伝え続けている。

そんなお二人に、オーガニックコスメの魅力や想いをインタビューさせていただきました。

フランス発オーガニックブランドZAOとの出会い

早速ですが、お二人が扱っている3つのブランドについて教えてください。

まず最初に出会ったのは”ZAO”です。当時植物療法を通じてお肌に悩みを持つ患者様と接していた際に、皆様からのご要望で「どんな人でも安心して使えるコスメ」を探していました。

そんな時、海外で特集されていたZAOの小さな記事を見つけたのがきっかけです。

女性にとっての美容やコスメは、成分の効果だけではなく、メンタル面でも大きなプラセボ効果が期待できると実感していました。その為、安全性の高いオーガニックコスメは多くの方に求められるはずだと感じ、直ぐにZAOのオーナーに連絡をしました。

まず、ZAOのオーナーにメールを送り、やり取りを重ねる中でお互いの考え方に共通点が多くあるのを感じ、直接会って話しを聞きたいと思いフランスへ向かいました。

そこで意気投合、一緒にやっていこうと約束し、日本の総代理店としてZAOの製品の取り扱いを始めました。 

ZAOのオーナーと安東ご夫妻

それはすごい行動力ですね!そこまでお二人の感情を高ぶらせたZAOとはどんなブランドですか?

ZAOほど徹底してオーガニックにこだわっているブランドは他にないと考えています。

元々クルールキャラメルの創立者だったZAOのオーナーは、更に細部までこだわったオーガニックコスメを作りたい、とクルールキャラメルを売却し、新たに立ち上げたのがZAOです。
ZAOのサスティナブルな製品づくりやエシカルなブランドの考え方は本物でした。

ZAO(ザオ)|バンブーオーガニックメイクブランドの特徴

  • 全てのアイテム、口紅1色1色全てにオーガニック認証マーク・エコサートを取得。
  • 製品開発に全力を。広告費用はかけない!
  • 工場や原料の生産地もこだわり抜いて厳選。
  • 完全100%ヴィーガン。色素に虫も使わず植物もしくはミネラル色素。
  • 限定された地域で栽培された竹素材を使用した竹製のケースとリフィル方式でエコパッケージ。
  • 竹に含まれる有機シリカが主成分。エイジングケア(抗酸化)効果あり。

オーガニックコスメも定義が曖昧だと感じていたのですが、全てにこだわり抜いたコスメが世界にはあったのですね!とても勉強になります。

そうですね。不要なものを排除し、必要なものだけど残すというブランドポリシーは、このZAOというブランド名にも現れています。

ZAOは東洋の哲学であるZEN(禅)とTAO(道)を意味しています。

また、全ての方に使ってもらえるように、との想いからオーガニックであるがゆえに懸念されるアレルギーに関しても考慮しています。敏感肌やニキビ、アトピーの方にも安心してメイクを楽しんでいただく為に、アレルギーリスト(EU基準26種類)にある成分は使用していません。

防腐剤として使われている成分

なるほど。気になるのは防腐剤です。どのような成分を使用しているのでしょうか?

ZAOでは”全ての方が安心して使える”という観点で、天然の「銀(Ag)」を防腐剤として配合しています。パラベンやフェノキシエタノールなどは使い方によっては良い面もありますが、人によってはアレルギー反応が出てしまう。その点も考慮した上で銀を選んでいます。

コスメの防腐剤に銀!初耳です。銀は銀の殺菌効果を評価テストした結果、ほとんどの病原菌に対して殺菌効果があることが証明されていますし、とても安心できます。デメリットとしては価格面。マーケティング費用を抑えることでそこをフォローしているのですね。素晴らしいです。

ありがとうございます。

ZAOの素晴らしい点はたくさんありますが、もう1点特徴を上げるとするならば、常にアップデートしていく勉強熱心な姿勢です。技術は日進月歩で進化し続け、自然の原料はシーズン毎に状態が変わります。

常に最先端の技術と情報を追い続けることで、最高の状態を消費者の皆さまへ届ける。その姿勢は尊敬する部分でもあります。


素晴らしいですね。新しい技術と情報を取り入れ、商品に反映する事で消費者に還元していく。その商品を消費者が購入する事でメーカーが研究を進めることができる。その流れもまさにサスティナブルですね。

そうですね。私たちが扱うDYP Cosmethicも実は同じオーナーが考案したブランドです。
構想から3年の月日を経て、今年の春にようやく日本でもローンチしたこだわりのアイテムです。

なるほど!それは信頼できますね。DYP Cosmethic ともう一つのブランドについて、次回詳しく教えてください。本日はありがとうございました。

ーYukariさんのプロフィールー

27歳の時に過労とストレスから身体を崩し、仕事もできなくなった4年間、片っ端から本を読み、植物療法と出会う。
西洋の医学に頼ることなく自然の恩恵から病気を克服。
心と体の深い関係性を知り、当時日本ではまだ植物療法や自然療法を学習する機関は確立されておらず、独学を続ける傍ら、ハワイ、オーストラリアでの講義に参加するチャンスに恵まれる。
全てはバランスが保たれていてこそ成り立つという自身のスタイルを確立していく。

後に、日本アロマコーディネーター協会認定インストラクターとして運営や講師活動を開始。
心も体も辛かった4年間の経験と学びを役立てたいという思いから、ホリスティックセラピストの育成を手掛けていく。

「全ての植物、生き物は共存し循環する」
真の美しさとは、環境や生きるものへの配慮の上に成り立つもの。
私ひとりくらいいいかは、状況を更に悪化さ
せ、私ひとりだけでもは、未来を変える大きな力となる。

“今の私の気持ち”
愛ある仲間と楽しく共生し、今できるベストを積み上げていきたい。

“安東ゆかりブランド経歴”
20歳から美容業界に入り、大手外資系メイクブランド、ヘアケアブランドで経験を積む。
身体を崩し離れていた業界へ復帰後、数社にヘッドハントされキャリアの幅を広げていく。

【経歴】
MARY QUANT マリークワント(イギリス)
WELLA ウエラ (ドイツ)
CARITA カリタ  (フランス)
ELEMIS エレミス (イギリス)
Jane Iredale ジェーン・アイルデール (アメリカ) 

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