We the Media.

私たちのホームページに訪れた皆さまへ

 初めまして。これから私たちは、多くのことをここから発信していきます。その際は、クリーンビューティージャパンの行動指針である「Transparency(透明性)」「Ethical(倫理的であること)」「Fairly(公正であること)」を守って情報を発信することを約束します。

メディアリテラシーと私たち

 今から17年前の2004年。私は卒業論文を書いていました。PCの横には山積みの本。図書館に何度も足を運んで、必要な情報のほとんどを「紙」から得ていました。当時、Googleはあったけれど(日本語版のサービス開始は2000年9月)、通信速度が遅くて必要な情報が必ず見つかるわけでもなく、辞書がわりに使っていたように思います。

 社会人になってiPhone3GSを初めて手にしたとき(初代iPhoneの発表は2007年1月)、衝撃を受けました。アプリもタッチディスプレイも画期的で、世の中のすべての情報が手の中におさまったようなあの感動は忘れられません。

 そして今、私たちは、洪水のように押し寄せる情報のなかで、泳いだり、ただ身を任せたりして答えを探しています。そんななか言われ始めたメディアリテラシーは、情報の海で溺れないためのスキルのこと。そのスキルを身につけるために私たちは何をしなくてはいけないのでしょう。

始まったばかりのメディアリテラシー教育

 2017年の学習指導要領には、メディアリテラシーを「情報活用能力」として、コンテンツ(知識や技能)獲得の基礎となる”学ぶ能力”と記載されました。具体的には、①情報活用の実践力、②情報の科学的理解、③情報社会に参画する態度、とされています。昨年から始まったプログラミングの授業は、この能力を身につけることがポイントになるのでしょう。

 アメリカでも昨年からメディアリテラシーの授業が本格的に始っています。

 アメリカで1989年に設立された教育機関メディアリテラシーセンター(Center for Media Literacy)は、5つのキーワード、5つのコンセプト、5つのキー・クエスションをメディアリテラシー教育の基本と示しています。それぞれ対応しているので、ここではキー・クエスションを紹介します。

  1. Who created this message?|だれがこのメッセージを創り出したのか?
  2. What techniques are used to attract my attention?|私たちの注意をひくために、どのようなクリエイティブなテクニックが使われているのか?
  3. How might people understand this message differently than me?|人によってこのメッセージはどう理解されるのか?自分とは違った理解をするかもしれない。
  4. What lifestyles, values and points of view are represented in, or omitted from, this message?|このメッセージには、どのようなライフスタイル、価値観、視点が表現されているか?また省略されているのか。
  5. Why was this message sent?|なぜこのメッセージが送られたのか?

メディアに対して私たちが出来ること

 メディアリテラシー教育を受けている子供たち。一方で、学校を卒業してしまった私たちに出来ることは何でしょう。教育の内容を見ると、大切なのは情報をそのまま受け取るのではなく、その情報が本当に正しいのかを確かめることのように思います。

 スタンフォード大学が開発したシビック・オンライン・リーズニング(Civic Online Reasoning*)のカリキュラムの核心である「Three questions(3つの問い)」があります。

*Civic Online Reasoning:スタンフォード大学教育大学院に拠点を置く研究開発グループ(SHEG)が2014年に開発を開始した。オンライン 上の社会的・政治的情報を効果的に検索・評価・検証する能力のこと。能力測定のためのレッスンが無料で提供されている。(https://cor.stanford.edu)

  1. Who is behind the information?|その情報の後ろにいるのは誰?
  2. What is the evidence?|その情報の証拠は?
  3. What do other sources say?|他の人やメディアソースは何と言ってるのか?

 その情報が誰かの意図によって、尾ひれをつけて誇張されていたり、そもそも事実とは違う可能性もあります。相手も私たちに信じ込ませるために、いろんなテクニックを使っています。だから証拠を探すのです。信頼できる証言を集めて犯人のウソを見破るのです。気分は探偵です。

 私が普段から気を付けているのは、どんな情報も鵜呑みにしないこと。自分に都合の良い情報ほど疑うようにしています。知りたい情報があれば、必ず10以上の証拠を探すようにしています。理想は、インターネットだけでなく紙でも。

私たちが皆さまに約束すること

 私たちクリーンビューティージャパンは、可能な限りその情報が「事実」であることを確認し、公正な立場で発信することを約束します。でも、私たちの価値観や視点を排除することは出来ません。育ってきた環境や受けてきた教育、今の生活環境が、これから発信する情報に大きな影響を与えるでしょう。

 だからこそ、受け手である皆さまへ。私たちがこれから発信していく情報にも「Three questions」を投げかけてください。そのための場をつくりたいと思っています。

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